平素より格別のご愛顧を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
この度、株式会社山岸工務店、代表取締役社長に就任いたしました山岸勇太と申します。
株式会社山岸工務店は1989年(平成元年)6月の創業以来、お客様はもちろん、メーカー各社様、協力業者様をはじめ、多くの方々のご支援いただき、おかげさまで昨年2023年に創業35周年、設立31周年を迎えることができました。まずは心より感謝申し上げます。
このように会社として節目を迎える中、社会状況も急激に、また大きく変化しており、それと同時に建築に求められるニーズも多様化、複雑化の様相を見せています。
弊社においても、これまで基軸としてきた新築工事や店舗工事に加え、私が立ち上げた不動産部や、女性の活躍が目覚ましい設計部など、社会やお客様のニーズに応えるための社内体制を構築してきました。
そして、この度の社長就任に際し、新たに中期事業計画を策定しました。
この中に掲げる新築・店舗・不動産の各部門と設計部による連携の強化は、土地の購入から建築までを一貫して行う開発系の展開や、さまざまなニーズに応える多彩な設計と施工の実現など、これまで以上に時代に即した多様な展開を可能にします。
また、従来のスクラップ&ビルド型の工事だけでなく、社会問題にもなっている築古の空き家・空きビルのリノベーションにも積極的に取り組んでおり、SDGsをはじめとする持続可能な社会の実現に向けて、早稲田大学との共同研究も進めています。弊社ならではの設計・施工で築古の建物を再生し、付加価値を与えて流通させるこの事業は、今後の弊社のもう一つの柱となるはずです。
昨今の建設業界は、2024年問題をはじめ人手不足や材料資源の高騰など、逆風吹き荒れる状況ですが、見方を変えれば大きく変わるべきタイミングでもあります。弊社もこれを好機と捉え、時代に即した企業体制へと再構築を図ると共に、中期事業計画の大きな目標の一つである、「付加価値を持った建築物の提供」を目指して進む所存です。この目標は、企業として利益を上げ、存続していくためであり、その先には、お客様はもちろん、社員や協力事業者様へさまざまな形で還元し、ひいては地域社会に貢献するという使命があります。
創業当時から掲げてきた「夢を叶えます」という言葉を進化させ、「建築を通じて、すべての夢を叶えます」を新たな企業理念とし、その実現に向けて邁進してまいりますので、引き続き、ご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。